令和7年度 龍谷総合学園学校保護者会連合会総会
第61回「2025(令和7)年度 龍谷総合学園学校保護者会連合会総会」が11月20日(木)~21日(金)の二日間にわたり神戸市の神戸龍谷高等学校・神戸メリケンパークオリエンタルホテルを会場に開催されました。
この会は、浄土真宗本願寺派の宗門校23校の保護者会代表者が全国から集い、意見交換をして学び合い親睦する場として、年に一度開催されている行事です。
1日目:記念講演と親睦研修
会場: 神戸龍谷高等学校 内容: 総会に続き、記念講演が開催されました。
記念講演では、日本進路指導推進協議会会長の山口和士先生より、「-子どもの未来を拓く親としての基本-2025年版」と題し、ご講演をいただきました。先生の幼少期からの体験に基づく教育観、そして現代の子どもたちを取り巻く社会教育環境について、最新のデータをもとに詳細にご解説いただきました。
将来の進路について悩む中高生を育てる保護者の皆様にとって、多くの示唆をいただく貴重な学びとなりました。
講演後、参加者全員でバスにて移動し、有馬温泉街において自由散策研修を実施いたしました。地元の魅力ある観光地を巡ることで、参加者間の親睦を深めることができました。
2日目:全体協議会 会場: 神戸メリケンパークオリエンタルホテル
テーマ: 「他者とのコミュニケーション」
2日目は、全体協議会を開催いたしました。
本協議会は、事前に各学校で検討された内容を各ブロック代表が発表する形式で進行しました。
【協議内容】
現代のデジタル化の進展に伴い、「他者とのコミュニケーション」における課題が浮き彫りになりました。特にSNSの普及の影響で、生徒たちの中に対面でのコミュニケーションに苦手意識を持つ傾向が見られます。
その状況を踏まえ、私たちは、宗教(仏教)教育を通じて培われる「いのちの尊さ」や「多様な価値観の尊重」の学びを土台とし、人間関係構築の基本となる共感力と協調性を育むことの極めて重要な意義を再認識いたしました。
協議の結論として、今後、保護者の皆様とのより一層の連携を図り、デジタルとアナログ双方のコミュニケーション能力をバランス良く育成することが、生徒たちの健全な人間的成長を支援するために不可欠であるという点で、多数の意見が一致いたしました。
本校においても、これらの課題解決に向けた具体的な取り組みを進めてまいります。


